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まいぷれ三島編集部 三島市・函南町・長泉町・清水町のイベントレポート!

SHU ITO写真展 龍息-Ryuiki 2023年9月20日~9月25日

龍の息がかかる美しい瞬間をここに。

龍の息吹を感じさせる、奥島の自然を視覚芸術で表現

2023年9月20日~9月25日、三島市本町になるGallery701で開催された「SHU ITO写真展 龍息-Ryuiki」に行ってきました。

SHU ITOさんが三島市で写真展を開催するのは、今回で2回目。
今回の「龍息-Ryuiki」は国内4会場での巡回展となります!

今年は屋久島が世界自然遺産に登録されて30年目の節目の年。それをお祝いする意味でも、展示作品は全て屋久島で撮影したもので構成したそうです。
「龍の息吹」の前で
「龍の息吹」の前で
【作家メッセージ】
神と共に生きるこの島に今なお続く山岳信仰。
人間の存在理由、人にしかできない役割があることを気付かせてくれる。
海と山を繋ぐ儀式。
そこには必ず流域があり、そして人の暮らしがある。
美しい自然。美しい暮らし。
それが僕には龍の生息域に見えた。
龍の息がかかる美しい瞬間をここに。
2022年に同会場で開催した、水の循環をテーマにした写真展『Pulse 屋久島の鼓動 』から1年。
その鼓動は脈を打ち、さらに観える世界を拡げる。
【プロフィール】
伊藤 秀海 SHU ITO 写真家/映像クリエイター
鹿児島県 屋久島 在住
宮城県仙台市(1988.6.3)
独学で写真と映像を学び、40数ヶ国を旅して写真展で発表することをきっかけに2018年に独立。
ネイチャー写真を得意とし、現在は雑誌やイベント、企業のプロモーション動画制作やドキュメンタリー映像制作など多方面で活動中。
【屋久島の杉 アートフレーム】
今回の三島での展示は、会場一階の「根継商店」さんが屋久島の杉をつかい、木製フレームを製作し、SHU ITOさんの写真とのコラボ展示も見ものでした。

SHU ITOさんが暮らす屋久島から杉を送ってもらい、送られてきた地産の杉の自然な表情をそのままいかすことにこだわったそうです。
屋久島の杉 アートフレームとSHU ITOさんの写真が自然そのものを感じさせます。
屋久島の杉 アートフレームとSHU ITOさんの写真が自然そのものを感じさせます。
お客さんとの会話を楽しむSHU ITOさん。
お客さんとの会話を楽しむSHU ITOさん。
シルクスクリーンの作品
シルクスクリーンの作品
入口ではカレンダーなどの販売も。
入口ではカレンダーなどの販売も。
SHU ITOさんに、最後にひとつ聞きました。
「写真を撮っていてなにが一番楽しいですか?」

「その瞬間、その場所に居ることができることです」とストレートに、やさしく想いを伝えてくれました。
外にも出ることができるようになってきて、写真を撮るその場所で人にも話かけるようになった。
写真を通して、その地域や人ともつながっている実感があるそうです。

この日も、SHU ITOさんが監督をして撮ったショートムービー『ご縁でつながる笑顔の田んぼ』で繋がった伊豆の方たちが、「SHUさん、来たよー」!と、瞬く間に会場が笑顔に包まれた。

編集後記

開場について、SHUさんと名刺交換をしたとき、わたしの名刺の「たこ焼きが好き」に反応してくれました。この後、和歌山の展示の前に、大阪によってたこ焼きたべようって話を今してたんです。とタイムリーな話をしてくれて、SHUさんの人を包みこむ人柄が一瞬でわかりました。
SHUさんの写真を通して、屋久島の水、空、山々あらゆる景色が儚くも力強く、自然の美しさを垣間見ることができました。