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まいぷれ三島編集部 三島市・函南町・長泉町・清水町のイベントレポート!

フォトアート三島・第30回写真展

更新)

心が動く一枚に出会う時間

「フォトアート三島・第30回写真展」

 

4月15日(水)から始まった「フォトアート三島・第30回写真展」

会場には、三島や伊豆をはじめ、山梨や北海道など、各地で撮影された64点の作品が並び、空間全体にそれぞれの時間や記憶が広がっているようでした。

 

テーマ部門と個人部門にわかれていて、今回のテーマ部門は「目に見えないもの」。

音や風、会話、記憶、希望などを切り取った作品は、「滝風に揺れる蛍」「消えた車列」「夏の香り」など、タイトルからも想像がふくらみ、写真の向こうにある空気まで感じさせてくれます。

 

個人部門では、「光のスジ」「虹を紡ぐ」「思い出の富士山」「ジャンプ」「夢」「師走にて」「凛とした赤」「新春の海原」「まち歩き」「星河の社」など、季節や時間の移ろいを感じる作品が並びます。
三嶋大社や長泉町、沼津、伊豆といった身近な場所から、少し足をのばした旅先の風景まで、見ているだけで小さな旅をしているような気分にさせてくれました。

“表現すること”を楽しむ人たち

 

今回、作品を展示されているお二人にもお話を伺いました。

 

中学時代に写真クラブに所属し、しばらくカメラから離れていたものの、再開して16年になる鈴木敏雄さんは、「シャッターを切るのは、心が動いた瞬間」と穏やかに話します。写真を始める前はブログでエッセイを書き、その前は音楽活動もされていたそうで、「言葉でも写真でも、自分の中にあるものを表現することが好きなんです」と語る姿からは、表現することそのものを楽しんでいる様子が伝わってきました。

 

一方、三島市在住で写真歴20年の山田明彦さんは、定年後の楽しみとして写真を始めたといいます。「当時は『定年後は何をする?』という話題がよくあって、そば打ちなんて話も多かったけれど、自分は写真をやりたいと思いました」と笑顔で話しながら、ポートレートや夕焼けを撮るのが好きだと教えてくれました。「体を動かすきっかけにもなっているし、これがなかったら家にこもってばかりになってしまうからね」と語る言葉が印象的で、写真が日々の楽しみとして自然に寄り添っていることが感じられました。

鈴木 敏雄さん

写真を通して広がる、まちのつながり

 

会場には、広報を見て毎年訪れているという三島市在住の男性の姿もあり、「自分も写真をやっているので、他の方の作品を見るのは勉強になります」と話してくれました。同じ『好き』を持つ人たちが集まり、作品を通してゆるやかにつながっていく、そんなあたたかな空気もこの写真展の魅力のひとつです。

「フォトアート三島・第30回写真展」は4月19日(日)まで開催中で、最終日は16時までとなっています。写真が好きな方はもちろん、普段あまり触れる機会がない方でも、一枚の写真から広がる物語や感情にきっと心が動くはずです。お散歩がてら、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

編集後記

会場を歩きながら感じたのは、「写真って、その人自身なんだな」ということでした。
同じ景色でも、切り取る瞬間や視点が違うだけで、まったく違う一枚になる。その背景には、その人がこれまで見てきた景色や、感じてきた想いが重なっているのだと感じました。

お話を伺ったお二人も、それぞれの歩みの中で写真出会い、楽しみながら続けてきた時間があって、その積み重ねが作品にあらわれているように感じました。

写真展というと少し敷居が高く感じる方もいるかもしれませんが、見方に決まりはなくて、「なんだか好きだな」と感じるだけでも、心に残る一枚になるはずです。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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