●連日、「今日は何名の感染者が．．．」と云う報道ばかりです。やれ検査をもっとやれとか
買い占め騒ぎとか、憂鬱になるニュースばかりです。特にインターネット・SNSでは不正確な
フェイクの様な事も垂れ流しです。あまり見ない方が良いかも知れません。特に、朝とか午後の
ワイドショー的なものは。文字通り「ショー」であって冷静な報道ではない事もあります。軽く流しましょう。NHKは比較的数字を使った説明が多い様な気がします。
●子ども達も居る訳ですから、見ないに越したことはありません。夜ではなく、昼間コナンや
ドラえもんを流してくれれば良いのにと思います。

●さて、静岡県での症例は今の所東京や関西からの流入がほとんどです。子どもの例もほぼ家族からの感染です。若い人は重症化しないと言われていましたが、若い方での死亡例も海外では出ています。高校生～大学生くらいの方が、無鉄砲な行動をとると広がります。

●先週までの、日本の小児例をまとめた物が小児科学会から出ました。
●現状重症者は少ない。発熱が有る者は40～50％、咳は出るが鼻症状は強くない事が多い。
成人に比べ臭覚以上は多くない。
●つまり、普通の風邪とあまり区別がつきません。が突然ひどく成ることも否定できません。
●我々小児科医泣かせと云うことです。診断は難しい。しかし、特別の薬がある訳ではないので、
インフルエンザ同様、安静・水分栄養補給しかないと云うことです。冷静に観察して下さい。

●感染者が増えてくると、子どもから成人・高齢者に感染という今と逆のパターンが出てくる可能性があると云うことです。当分学校は休校でしょう。学童・保育所も可能な限りお休みがベストかも知れません。（親の職業により預かる様ですが）
●もう少し子どもに増えてくると成人同様、軽い風邪症状の場合は、売薬で様子を見て取り合えず自宅待機となります。解熱剤を買う時はアセトアミノフェンを。（成人も同じ）

●ともかく、人ごみには行かない事です。静岡県は緊急事態宣言が出ていませんので、商業施設も
やっていますが、行かない様に。
●外から帰ったら手洗い。スーパーマーケット等には可能なら大人一人で行く。子どもと一緒の場合は、商品等に出来るだけ触れないようにしましょう。お店を出る時に手洗い。（入口においてあるアルコール類で）

●接触感染を防ぐため、当院でもおもちゃと絵本・雑誌類は撤去しました。使用したスリッパの
置き場所を設置しました。（消毒するため）

●今までも書きましたが、コロナのPCR検査は一般病院やまして診療所では出来ません。
●現状、静岡県でできる検査の数は県内で1日150前後です。今後増やせれば増やす方向にはあるようですが、簡単な検査ではないので。そのうち検査のみ行うドライブスルーの様な施設も出来てくるとは予想していますが。それも接触者・帰国者相談センターで要検査となっ方のみです。

●子ども達も憂鬱になって来ると思います。ニュースは適当に、親子で楽しむことを考えましょう。親が落ち込んだりナーバスになり過ぎないようにして下さい。
●家族だけで（友人を誘わない）外で遊ぶのは構わないと思います。庭先や広い所で。