函南町塚本、１３６号線から１本西側、ゲオ函南店のちょうど裏側にある、「まちの縁側　まほろば」に行ってきました。このお店、とても気になっていたのですが、いま一つ場所が分からず、やっと見つけた時は「あった！」と叫んでしまいました。
かわいいお店なので、今日は妻と一緒です。実は、ランチが予約制だと知らず、お店に行ったのですが、女性のオーナーさんが、「ランチは予約制ですけど、お腹すいていらっしゃるんでしょ。あるものでよければお出しできますよ。」と、とてもやさしく対応していただきました。妻ともども感激しました。

ランチは、オーナーお任せのメニュー（１３００円税込）のみで、サラダ・スープ・小鉢（２～３）・メイン・デザート・ドリンク（まほろばブレンド・富士山紅茶がオススメ）がつきます。
野菜は自家製でご両親がつくられているとか。その日にとれた新鮮なものや、季節の物をサラダや小鉢で出しますので、何が出てくるかはお楽しみとなっています。
サラダのドレッシングは和風でゴマがのっています。このゴマも自家製で、煎るのは旦那さんの仕事です。香ばしさがとても引き立っていました。
この日のスープは、おろぬき大根の葉とまいたけ・たまねぎ・ベーコンの鳥ベースのスープで、おろぬき大根の葉がシャキっとしていてスープもやさしい味でおいしかったです。

あるもので作ってくれたとはいえ、とてもおいしかった和風スパゲッティー。旦那さんのは少し多めにしてありますよと、そんな心遣いもとてもうれしいです。
にんにく醤油も自家製で、オーナーさんが安心でおいしいものを出したいから、食材から調味料までこだわっていると言われていました。なんとドライトマトも自家製で、作り方を説明してもらいましたが、すごくこだわって作らています。このドライトマトすごく甘いんです。ビックリ！

この日は予約をしていないこともあり、少量の小鉢をたくさんだしてもらいました。（通常は２～３）
取材している手前、ランチの時はあまりしゃべらない妻が、「ちょっとずつ、いろんなものが食べられるって女性にはすごくうれしいです」と言っていました。一品一品、とてもしっかり作られていて、ほうれんそうのおひたしには海苔が、ねぎぬたにはゆずが入っていて、一手間加えておいしく食べて欲しいというオーナーの気持ちが伝わってきます。そんなおもてなしの心が妻の発言につながったのかな？
さつまいもの甘露煮とゆずはちみつに漬けたミニトマトは、やさしい甘さで食事に合いました。
最後に珍しいのでと、オリーブの塩漬けをいただきました。このオリーブは、以前住んでいた四国から苗木を持ってきて育てられたものだそうです。初めて食べましたが、オイリーでおいしかったです。（一番大きいのはお店の前でとれたものだそうです。）

デザートも甘さがおさえられていて上品な味です。シフォンケーキのクリームも出す直前に作ってくれました。
コーヒーにもこだわっていて、どうせなら地元の物をということで、伊豆で自家焙煎をしている豆を使っているそうです。販売元ににコーヒーの入れ方を教わりに行って、最高の味で出せるようにこだわっています。まほろばブレンドおいしかったです。
あと、食器が個性的でオシャレなものが多いと思いませんか？オーナーがお店をオープンするために、作りためてきたものです。同じものが一つとなく、料理合わせた器でも食事が楽しめて、お腹も満足ですが、心も満たされて、とても幸せな気分になれました。

食事をしながらいろんなお話を聞きました。
取材というよりも、出てくるものすべてに興味が湧いてしまい、質問をたくさんしてしまいたが、丁寧に話をしてくださり、とても楽しく食事をすることができました。気がつけば、約２時間が経過していてビックリ。
「まほろば」は「住みやすい場所」という意味がありますが、その意味のごとく、とても居心地のいい場所でした。また、「まほろば」のもうひとつの意味は「理想郷」です。オーナーさんが、１０年経った時にここを訪れる人の「理想郷」になっていたらいいなと語られていました。
少人数のワークショップが開催されたり、女子会、お子様連れに人気の様です。最近はお子様連れのママが多いようですよ。