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まいぷれ三島編集部 三島市・函南町・長泉町・清水町のイベントレポート!

佐野美術館「REBORN 蘇る名刀」展 2019年1月8日(土)

展覧会は1月7日~2月24日までの開催 今年も三島市と「刀剣乱舞-ONLINE-」がコラボ!

佐野美術館「REBORN 蘇る名刀」展

佐野美術館で、平成31年1月7日(月)~2月24日(日)まで、「REBORN 蘇る名刀」展が行われています。
去年は、「上杉家の名刀と三十五腰」展が行われ、約2万4千人の来場者があったそうです。
今年は、焼身(やけみ)となって再刃(さいは)された刀剣に焦点を当てた、初めての試みとなる展覧会で、国宝・重要文化財6点を含む約50件が展示されています(会期中一部展示替えがあります)。
江戸時代、徳川家康がお控え工の越前康継に再刃させた作品、昭和時代に人間国宝の刀工たちが再刃した作品、焼身のままの作品(部分研磨された作品もあります)など、長い歴史の中で傷つきながらも今に残る作品の数々が全国から集います。
佐野美術館は昭和41年開館以来、毎年刀剣展を開催しており、館長の渡邉妙子さんは、刀剣研究者としても知られています。

展示内容の詳細はこちらから


◆展覧会のみどころ
信長・秀吉・家康が日本中から集めた名刀の数々。その中には、戦乱や天災によって火に包まれたものもあります。
しかし、刀剣はその出来栄えとともに伝来も重要な評価の要素であり、再刃で生まれかわった刀剣は悲劇の歴史を書き加えられ、再び家宝として大切に守り伝えられてきたのです。
幻の名工・助平(すけひら)の太刀、2018年1月に約40年振りの展示で話題となった不動行光(ふどうゆきみつ)をはじめ、大坂長銘正宗(おおさかちょうめいまさむね)・獅子貞宗(ししさだむね)・義元左文字(よしもとさもんじ)・骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)・児手柏包永(このてがしわかねなが)など名物刀剣の数々、波乱万丈の名刀が揃います。
さらに文化財保存、刀剣の再生といった観点より、考古の分野から平安時代に中尊寺金色堂に埋納された刀剣もご紹介します。

※展示替えがあります。
1月7日~1月23日
 刀 無銘 光忠 〈燭台切光忠〉
  ※伊達政宗が小姓を成敗した折、近くの
燭台まで切れたという刀
1月7日~1月30日
 脇指 銘 吉光 〈鯰尾藤四郎〉

 重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光 〈骨喰藤四郎〉
2月1日~2月24日
 短刀 銘 宗近 〈海老名小鍛冶〉
 刀 金象
嵌銘 永禄三年五月十九日/義元討捕刻彼所持刀/織田尾張守信長 〈義元左文字〉
佐野美術館 ※駐車場(約50台)あります
佐野美術館 ※駐車場(約50台)あります
佐野美術館展示室 若い女性、年配のご夫婦、他県から来られる方も多いそうです
佐野美術館展示室 若い女性、年配のご夫婦、他県から来られる方も多いそうです
重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光〈名物 骨喰藤四郎:ほねばみとうしろう〉 鎌倉時代 豊国神社蔵 ※1月30日までの展示
重要文化財 薙刀直シ刀 無銘 吉光〈名物 骨喰藤四郎:ほねばみとうしろう〉 鎌倉時代 豊国神社蔵 ※1月30日までの展示
右:脇指 無銘 貞宗(名物 獅子貞宗) 鎌倉~南北朝時代 個人蔵<br>左:脇指 銘 本多飛騨守所持内 越前国康継/なんばんがね しし貞宗のうつし 個人蔵
右:脇指 無銘 貞宗(名物 獅子貞宗) 鎌倉~南北朝時代 個人蔵
左:脇指 銘 本多飛騨守所持内 越前国康継/なんばんがね しし貞宗のうつし 個人蔵
太刀 銘 助平 平安時代 彦根城博物館<br>※助平は備前三平の一人で、現存作がほとんど無い貴重なもの
太刀 銘 助平 平安時代 彦根城博物館
※助平は備前三平の一人で、現存作がほとんど無い貴重なもの
脇指 銘 吉光〈名物 鯰尾藤四郎:なまずおとうしろう 〉 鎌倉時代 徳川美術館蔵 ※1月30日までの展示
脇指 銘 吉光〈名物 鯰尾藤四郎:なまずおとうしろう 〉 鎌倉時代 徳川美術館蔵 ※1月30日までの展示
下:刀 無銘 光忠〈燭台切光忠〉鎌倉時代 徳川ミュージアム蔵 ※1月23日までの展示
下:刀 無銘 光忠〈燭台切光忠〉鎌倉時代 徳川ミュージアム蔵 ※1月23日までの展示
短刀 銘 行光(名物 不動行光) 鎌倉時代 個人蔵
短刀 銘 行光(名物 不動行光) 鎌倉時代 個人蔵
重要文化財 呑口式打刀 無銘 平安時代 中尊寺金色院蔵 ※平安時代に中尊寺金色院に埋納された刀剣
重要文化財 呑口式打刀 無銘 平安時代 中尊寺金色院蔵 ※平安時代に中尊寺金色院に埋納された刀剣
刀剣女子は真剣です!
刀剣女子は真剣です!
重要文化財 短刀 銘 国光 佐野美術館蔵
重要文化財 短刀 銘 国光 佐野美術館蔵

写真に関しては、佐野美術館さんの許可を得て撮影させていただきました。
複写・転載はご遠慮ください。

 

三島市×刀剣乱舞-ONLINE-コラボレーション 同時開催!

「REBORN 蘇る刀剣」開催中は、三島市×刀剣乱舞-ONLINE-コラボレーション企画が実施されています。
佐野美術館では、等身大パネルと描き下ろしイラストが展示されています。また、スタンプラリーの場所でもあります。刀剣乱舞に登場する刀剣を探して、実物を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
※展示替えのタイミングで等身大パネルの展示が変わります。
【前後】2019年1月7日(月)~1月30日(水) 刀剣男士「骨喰藤四郎」「不動行光」
【後期】2019年2月1日(金)~2月24日(日) 刀剣男士「宗三左文字」「不動行光」
等身大パネルは大人気!
等身大パネルは大人気!
刀剣乱舞コラボ企画 描き下ろしイラスト ここでしか見られない!!
刀剣乱舞コラボ企画 描き下ろしイラスト ここでしか見られない!!
 
三島市×「刀剣乱舞-ONLINE-コラボ」のレポートはこちらから
 
※スタンプラリー・等身大パネル展示・コラボフラッグ掲示・伊豆箱根鉄道電車ジャック・刀剣乱舞-ONLINE-真剣展示・「おっきいこんのすけ」撮影会・「刀剣乱舞-ONLINE-」ゲーム製作会社のニトロプラス社長インタビューなど
広報みしまの表紙(12月1日号)
広報みしまの表紙(12月1日号)
佐野美術館チラシ(表)
佐野美術館チラシ(表)
佐野美術館チラシ(裏)
佐野美術館チラシ(裏)

編集後記

刀剣乱舞のファンで刀剣女子でもある女性社員と一緒に取材してきました。おかげさまで、去年より深く理解できたと思います。
今回は焼身(やけみ)の刀剣、再刃された刀剣を中心とした非常に珍しい展示会で、より日本人が刀剣をどのように扱ってきたのか、そんな一片を勉強できたと感じました。
当社の刀剣女子も、刀剣自体の魅力もあるけれど、時代背景を知ることも、刀剣の面白みだということで、いろいろなことを広報の方に質問していました。
取材同行で私は助かりましたが、本人のテンションも上がりっぱなしでしたね。
また、佐野美術館の広報の方には、詳しい説明をしていただき、まことにありがとうございました。この場をお借りして、感謝申し上げます。

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