１０月３０日に練習の取材をさせていただいてから約３週間、発表会の当日となりました。当日は天気もよく、多くの人が訪れていました。
本番は撮影禁止のため、「ゲネプロ」というバレエや舞台などで本番同様に行う最終リハーサルの時、撮影をさせていただきました。「ゲネプロ」では、舞台照明や細かい立ち位置などのチェックが行われ、撮影しながらも緊張感がひしひしと伝わってきます。
練習も見学させていただいているので、すごい成長したなという驚きとともに、「うまくできますように」と我が子を応援というか、心配している親の気持ちになってしまいました。
ガンバレ、みんな！緊張はすると思うけど、自信を持って楽しんで演技をするんだよ！そんな気持ちで、ゲネプロでの撮影を終わりました。

めぐりめぐる生命（いのち）の物語・・・
「おさびし山のさくらの木」　　原作：宮内婦貴子

　旅人
　おさびし山のさくらの木
　そよ風
　夏から秋へ
　風車
　光の中のさくらの木
　あの日と同じ光
　めぐりめぐる生命（いのち）

不思議な事が大好きで、好奇心旺盛な女の子「ピコ」は
幽霊の女の子「マコ」と出会います
一日だけマコと入れ替わることになってピコは
あおの世の光の国へ旅たちます・・・

豊岡たけし三島市長が、「花のまち、文化のまち、品格のあるまち」を目指している三島市にとって、バレエの発表会は芸術や文化という意味で大きな意味を感じますと挨拶をされました。
さて、いよいよ本番です。
本番の写真はありませんが、演技最高でした！
「おさびし山のさくらの木」の原作者、宮内婦貴子さんの長女貴子さんも観に来られていて、絵本の物語を、バレエという声を出さないで体だけで表現するって、とても貴重なことだと思いますとコメントしていました。
フィナーレでは大きな拍手がおこり、観客のみなさんが満足された顔をしていたのが印象的でした。

発表会を観させていただき、モダンバレエというものがちょっとだけわかった気がしました。
声を出さないで踊りだけで感情を表現し、それを観ている人に伝えるということの凄さを、実感できたように思います。そして、振りつけは先生が考え、生徒たちの個性を考慮して演出も考えていく、まさに全てを創造していくその世界は、観ている人に感動を与えてくれます。
そして、子どもたちの成長ぶりにも驚かされました。４週間前の練習の時から比べても、完成度も上がっていましたし、大勢の観客の前でのびのびと楽しんで演技ができたと思います。そして、個人的には最後は、「すばらしい！」と同時に「よかった！」という安堵の思いでいっぱいでした。
終了後、楽屋にちょっとだけお邪魔しましたが、みんないい笑顔でしたよ！