まいぷれ三島編集部 三島市・函南町・長泉町・清水町のイベントレポート!
終戦70周年 戦争の悲劇伝えたい展 2015年8月13日(木)~15日(土)
戦争の悲劇を繰り返してはいけない!原爆「リトルボーイ」の実物大模型が展示!
原子爆弾「リトルボーイ」の実物大模型展示はすごい威圧感
広島投下の原子爆弾「リトルボーイ」の実物大は、6月ころから「ながいずみニコニコ推進協議会」(通称:ニコスイ)会長の伊澤和弘さんが中心に製作が進められました。
これまでの展示会では、紙で実物大サイズを表記していましたが、とてもリアルで細かい部分まで再現されていて、3Dならではの威圧感と、そこから感じるものは言葉では言い表せないものがありました。
ニコスイの伊澤さんにお話を伺ったところ、今回の依頼を受けてから、爆弾のサイズや爆発の仕組みまで、いろいろ調べられたそうです。いろんな情報がインターネットで集められるからこそ実現できたのですが、これは若い世代ならではの発想なのかもしれません。
また、原子爆弾が投下された瞬間を再現したビデオも流れていました。そのビデオも伊澤さんが作成されたのですが、そのビデオを見た後に模型を見ると、よりリアルさが増します。お子さんも多く訪れていたのですが、真剣に見ていくお子さんが多かったということでした。
広島投下の原子爆弾「リトルボーイ」の実物大模型
細部まで忠実に再現されています
後はこうなっているんです
威圧感がすごくあります
真剣にビデオを見る来場者
ニコスイの伊澤会長
戦争用品、遺影、遺書などの展示は、当時の様子が心に染みます
実際に戦争で使われていたもの
当時の生活用品も展示されていました
どんな思いで書かれたのでしょうか
沼津に投下された焼夷弾
無事を祈って書かれたことでしょう
千人針
とても気になる一品でした
語り部・朗読も行われました
編集後記
お恥ずかしながら、この様な展示会は初めて観に行ったのですが、とてもいろんな意味で考えさせられました。ただ戦争は悲惨だというだけでなく、これからどうして行くのか、どう伝えていくのかの重要性も感じます。
また、個人的には、「永遠のゼロ」やビジネス書として「失敗の本質」なども読んでいて、戦争の悲劇を書籍上では感じてはいたものの、実物を見ると心に染みるというか、心に響くものがあり、この様な体験の大切さを実感しました。
今後、この様な展示が終戦記念日のこの時期だけでなく、常設され風化されないように、広島投下の原子爆弾「リトルボーイ」の実物大模型展示と原子爆弾投下を再現したビデオが、教育の現場でも使われることを願います。