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アスルクラロ 静岡県東部からJリーグを目指します。

アスルクラロ沼津 第17回JFL セカンドステージ第9節 アウェイ番外編

2015年9月20日(日) 栃木ウーヴァFC vs アスルクラロ沼津 (アウェイ戦)

2015/09/27

アスルクラロ沼津 ~J3参入へ~

連勝からのアウェー戦。
アスルクラロ担当の当社ライターが、いてもたってもいられず栃木まで行ってきました。
写真は少ないですが、コラム調で様子をお届けします。
その後、24日に
開催されたJリーグ理事会において、「2016年J3クラブライセンス」が公布されたというビックニュースが!
次節ホームゲームでは、ゴン中山こと中山雅史選手の出場もあるかも?
アスルクラロから目が離せないですよ!

次節は、
「全力 5000人 プロジェクト」 明電舎マッチ
第10節 強豪 ソニー仙台FC戦 10月3日(土)13時キックオフ
今期「愛鷹」でのホーム最終戦です。

セカンドステージ第9節  栃木ウーヴァFC vs アスルクラロ沼津

場所 : 栃木市総合運動公園陸上競技場
キックオフ : 2015年9月20日(日) 13:00
天気  : 晴れ
観客動員 : 357名

アスルクラロ スタメン

FW 28鈴木淳 8岡庭和輝
MF 7鈴木将也 10蔵田岬平 26道上隼人 29河津良一
DF 
3西村竜馬 5馬場将大 18尾崎瑛一郎(Cap) 23藤原拓也
GK 30石田良輔


FW岡庭選手に期待!
今日もやってくれるはず!
今日もやってくれるはず!

悩むくらいなら行っておいで。後で絶対後悔するから

9月20日早朝、前日からアスルクラロのサポータがつぶやくTwitterを覗いていた。
そこには、アスルクラロがJFL 2ndステージ第9節の試合を行うアウェイの会場、栃木市総合運動公園までのアクセス方法がつぶやかれていた。
沼津から栃木はそう簡単に行ける距離でもないが、このアクセスなら行ける、どうしたものか悩んでいることを妻に告げると、


「悩むくらいなら行っておいで。後で絶対後悔するから」

という言葉が返ってきた。かくして、妻の言葉に背中を押され、急ぎ栃木へと向かったのである。

不思議な感覚

片道4時間の道程を経て、栃木総合運動公園に到着した。
朝晩は涼しくなっては来たが、この日の日中は非常に暑く、汗ばむ陽気となった。気温は30℃まで上がったようだ。現地には、アウェイにもかかわらずアスルクラロの声出しサポーターに加え、何人か別のサポーターの姿を見かけた。
栃木ボールでキックオフされた直後の1本目のプレーを見たとき、不思議な感覚を覚えた。

 『ん?今日は負ける気が全くしない』

この感覚に明確な理由付けはできない。決して今節の対戦相手に敬意を欠いているつもりもない。が、確かにそう感じたのだ。
栃木の1本目のパス。それに対するアスルクラロの選手たちの反応が、そう感じさせたのかもしれない。試合は、私が受けた印象の通り、立ち上がりからアスルクラロペースで試合が進む。

岡庭選手とのワンツーで抜け出した道上選手の惜しいシュート。藤原選手の精度の高いロングフィード。鈴木将也選手の強烈なミドルシュート。道上選手の高速クロスに飛び込んだ鈴木淳選手。

素晴らしい前半の出来で、待望の先制点が生まれたのは42分のことだった。

左サイドで馬場選手と蔵田選手が細かいパスをつなぎ、馬場選手が左サイドのスペースを狙ったパスに、鈴木淳選手が反応。マイナス方向の丁寧なパスを岡庭選手がシュート。これはDFにブロックされるも、こぼれ球が再び岡庭選手へ。これをダイレクトでゴールに蹴り込み、アスルクラロが待望の先制点を奪う。

光る守備のポジショニング

攻撃もさることながら、とにかく守備時のポジションをセットするスピードが、アスルクラロは非常に速かった。スペースを空けさせないよう、素早くポジションを修正する。これらをキャプテン尾崎選手を中心に細かく選手間で声をかけ合い、自ら遂行していく。
FWの選手もサイドのスペースが空いている際には、猛然とダッシュしてスペースを埋めていた。
まさに、

 「全員守備」

という言葉がピッタリである。

後半は栃木が戦い方を変え、ピッチを左右に広く使いアスルクラロの守備のほころびを狙っているようであったが、横パスへの反応もアスルクラロは速く、見事にスライドしてスペースを埋めていく。集中が途切れることがないのだ。

唯一混乱したのは、56分に栃木が選手交代で若林選手を投入した場面だ。この試合でJFL通算200試合出場となった偉大なベテラン選手は、上背もありポストプレーの質が非常に高い(事実、1stステージは彼のポストプレーからアスルクラロは失点を喫している)。
若林選手の投入により、アスルクラロは栃木にシュートを許す場面もあったが、GK石田選手を中心にゴールを割らせない。

その後、ベンチから若林選手を2枚で見るよう指示が出てからは、守備に混乱が生じることはなく、この試合を完封し、

  - 

で危なげなく勝利をもぎ取った。

義援金募金活動

先日の大雨により、今節の試合会場となった栃木県にも甚大な被害がもたらされた。
被災された方々の復興を支援するための募金活動に、アスルクラロ、栃木の選手達自らが試合後、募金活動を行っていた。
アスルクラロの選手達は、試合の前々日に沼津駅前において、募金活動を行っていた。
10月3日(土)のホームゲームでも行われるようなので、見かけたら協力をお願いしたい。支援の輪が広がることを願う。

アスルクラロJ3昇格の条件

さて、アスルクラロが今季目指しているJ3参入への残条件を改めて見てみる。

まずは、◆今季通算成績◆ について。

「入会の可否を決定する理事会開催日の属するJFLシーズンにおける最終順位が4 位以内であり、かつ、当該JFLに属するJリーグ百年構想クラブのうち、上位2クラブに入っていること」 (Jリーグ規約より抜粋)

つまり、JFLで4位以内となり、且つJ3を目指すと明言しているチームの内上位2位に入る必要がある。

今季のJFL通算成績は以下の通り(9/22時点 ※はJリーグ百年構想クラブ)。

 順位 チーム    勝ち点
1 ソニー仙台FC  59
2 ヴァンラーレ八戸  54 ※
3 Honda FC  52
4 鹿児島ユナイテッドFC  47 ※
5 アスルクラロ沼津  42 ※

現在アスルクラロは5位。Jリーグ百年構想クラブは5位内に3チームとなっており、アスルクラロは現在4位の鹿児島を勝ち点で上回り4位以内に入る必要がある。

残り試合数は6試合。勝ち点5差は厳しいが手が届かないところではない。

通算成績の面では十分にJ3を狙える位置にいる。
(ヴァンラーレ八戸は1stステージを優勝している為、自動的に年間順位2以内が確定している)

次は、◆集客面◆ について。

「入会直前年度のJFLのリーグ戦における1 試合平均入場者数が2,000人を超えており、かつ、3,000人に到達することを目指して努力していると認められること。」 (Jリーグ規約より抜粋)

つまり、JFLのホームゲームにおいて、2,000人の平均入場者数が必要。

現時点(9/22時点)でのホーム入場者数は、

 ホーム12試合終了 19,108人(平均 1、592人 最多 2nd 8節 2,765人 )

残りホーム3試合で、10,892人の来場、1試合平均 3,631人の来場が必要となる。

数字と実績を見ると厳しいが、選手、チームスタッフ、ボランティアメンバー、サポーター含め、集客に関して色々と努力されている事を知っている。何とか到達したいところである。

次節はホーム 愛鷹広域公園多目的競技場 10月3日(土) 13:00キックオフ

先日、アスルクラロ沼津に中山雅史選手が入団されたことが発表された。言わずと知れた「ゴン中山」その人である。栃木にも試合を見に来ていて、サポーターの前にも来られたようだが、私は見逃してしまった。中山選手の入団により、アスルクラロを知った方も多いことと思う。

アスルクラロにとっては、J3参入への追い風となる、素晴らしいニュースであった。


この記事を見ている方の中に、アスルクラロの試合を見に行こうか悩んでいる方がいるならば、是非この言葉は伝えさせて頂きたい。

 「悩むくらいならスタジアムに行こう。後で絶対後悔するから。」


今のアスルクラロには、それだけ期待させるものがあると信じている。
そして、1人でも多くの方が、スタジアムに足を運ばれる事を願っている。

参考「Jリーグ規約・規定集2015」 : http://www.jleague.jp/aboutj/regulation/